ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は9月4日、米軍基地やその他の施設に、観光客と名乗る中国人グループが侵入した事例が 米当局によって100件も記録されていると報じた。 https://forbesjapan.com/articles/detail/65736 WSJによると、米国防総省や連邦捜査局(FBI)などの機関は「ゲートクラッシャー」と呼ばれるこのような不法侵入を 制限するための調査を実施しているという。 ゲートクラッシュの例としては、中国人らがニューメキシコのミサイル発射場に侵入したり、中国人のスキューバダイバーが フロリダのロケット発射場の近くで泳いでいた例が挙げられている。 その中には、中国人らがGoogleマップの案内に従って米軍基地内のマクドナルドを目指した事件があったが、より深刻な例としては、 アラスカの陸軍基地で、基地内のホテルを予約していると主張して警備員を押し切ろうとした中国人のグループの例が報告されている。 米政府関係者は、こうした侵入は、機密性の高い場所でのセキュリティの強度を知るための試みであり、ゲートクラッシャーたちは そこで学んだことを中国政府に報告すると考えているとされる。 これらの事件のいくつかは、観光地ではない主要な空港から遠く離れた地域で起こっていることから、米当局者は、 ゲートクラッシャーらが観光客である可能性が低いと考えている。